『国東半島は呼ばれた人たちがやってくる』
そう話すのは「チャイハナ海花」のオーナーの瀬口さん。
昨日、素敵なご縁から「チャイハナ海花」へ伺わせていただきました。
瀬口さんは、「アジャンタ」と「アショカ」というお店で修行された経歴を持つ。
「アジャンタ」について
1957年、東京・阿佐ヶ谷で「カレーと珈琲の店アジャンタ」として、ジャヤ・ムールティ氏が開店。
1961年、東京・九段に移転し、「純インド料理店アジャンタ」を開店。
スパイスが手に入りにくい当時、漢方薬店をまわり、クローブやシナモンなどを集め、本場の味にこだわり続け、60年以上経った今でもジャヤのレシピは引き継がれているそう。
120席あるテーブルが満席になる毎日で、
なんとランチでは2時間弱で300食以上提供できる店だったそう。
1985年、現在の東京・麹町に移転し、
タンドールの火を24時間落とさず一定の温度を保ち続ける。
伝統的なチキンカレー、キーマカレー、マトンカレーを作られている。
「アショカ」について
「銀座アショカ」は、東京・西新宿にある。
ナンとタンドリーチキンを日本に紹介したことで知られている。
オーナーのB.S.バルマ氏は、インド・ムンバイのタージマハル・ホテルで経験を積まれている。
「アショカ」の料理は、非常に高貴なムガール料理である。
「アジャンタ」と「アショカ」が、
現在の日本のカレー文化に与えた影響はあまりにも大きいことがお分かりいただけたと思う。
そんな超名店で修行された瀬口さんが開いた「チャイハナ海花」
なんと国東半島!
小倉駅→チャイハナ海花 車で2時間弱
大分空港→チャイハナ海花 車まで1時間弱
民家すぎる!大きな看板や目印もないので、
なかなかのエンカウント難易度!
【シナモンとクローブを煮込んだお茶】
瀬口さんが毎日の晩酌の時間に書き上げるイラストや絵葉書。
以前は、大分市府内町で「サルナート」という店名でされていました。
※神社仏閣の多い国東半島で最もパワーがあるのは、サルナート神社だそうです。(瀬口さん談)
【パパド】
チャイハナパパドトンネル。
【バジャ】
インドの天ぷらです。(ベンガル語)
ヒンドゥ語ではパコラという。
なすとズッキーニの2種類の【バジャ】をいただきました。
ひよこ豆の粉にスパイスや塩を混ぜて揚げることで、軽いサックサク食感になるそう。
【ひよこ豆と焼きなすのカレー】
ひよこ豆の甘味とまろやかさ、食感。
焼きなすのとろっとした食感に香り。
ゴーヤのシャキッと感に苦味。
【アチャール】
アチャールはサラダです。
玉ねぎ、きゅうり、トマトに、
レモンとビネガーでさっぱり。
【プーリー】
プーリーは、全粒粉に水を合わせて捏ねて、油で揚げたもの。インドの揚げパンです。
バトゥーラとよく似ていますが、
プーリー;チャパティの生地(全粒粉と水を捏ねたもの)を揚げたもの
バトゥーラ;ナンの生地(強力粉)を揚げたもの
圧巻の絶景。
瀬口さんのご好意で【インドの辛い焼き飯】もいただきました。
【ラッシー】
これまたすごい。
一般的なラッシーとは大きく異なり、
もはやチーズなのではと思うほどに別モノ。
一同絶賛していたらピッチャーきた!
瀬口さんがアショカ時代の菌種を、
「サルナート」時代から42年?
継ぎ足して保存されて続けているプライスレスな菌種なのです。
鍋も見せてくれました。
食後には【ホットチャイとキャロットハルワ】
ハルワはインドのスイーツ。
猫の「ネール」
「ネール」は初代インド大統領から命名。
女の子だったら「マザーテレサ」と付けていたとのこと。
どこまでもインドへの愛が感じられる。
「チャイハナ海花」様、ありがとうございました!必ず再訪いたします。
カレー好きは必ず一度は行くべきお店だと思います。
おふたりのお人柄、インドへの想い、アジャンタとアショカから引き継いだ心。
すべてひっくるめて異次元のインド料理店だと思います。
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住所;大分県豊後高田市臼野3332-1
営業時間;11:30-17:00
定休日;月曜日
※完全予約制です。
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